概要
『オンたま2』とは
2021年1月11日(月祝)Webサービス『pictSQUARE』にて開催されたrkrn・忍玉オンリー オンライン同人イベントです。
2020年9月20日(日)に開催した第1回に続いての第2回開催でした。
当企画は個人主催のアマチュアイベントであり、原作者様および関係各社様とは一切関係ありません。
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第1回『オンたま』アンケートまとめ・イベントレポートはこちら
主催:紀世盛(中辛珈琲)
参加者アンケートについて
対象
全参加者(サークル/一般)
実施期間
イベント終了後~1月21日(10日間)
回答数
231件(サークル参加者125件/一般参加者106件)
ご協力くださった皆様、貴重なご意見をお寄せいただき本当にありがとうございました!
本ページではアンケートの回答をまとめて掲載しております。
今後pictSQUAREイベントに参加される方や主催される方にお役立ていただければ嬉しく思います。
アンケート回答
全体設問
サークル①
サークル②
サークル③
一般①
一般②
イベントレポート
当日タイムスケジュール
11:00 開会
13:00~14:00 コアタイム(昼の部)
★14:00 集合写真①
17:00~18:00 コアタイム(暮れの部)
★18:00 集合写真②
21:00~22:00 コアタイム(夜の部)
★22:00 集合写真③
23:50 閉会
コアタイムとは
オンラインイベントは長時間で入退場が自由な分、ログインのタイミングが分散しがちです。
参加者同士の交流機会を増やすことを目的とし、ログイン推奨時間帯として『コアタイム』を設けました。
もちろんコアタイム以外の時間帯も自由にお買い物や交流が可能です。
また、イベント内で交流するかどうか、開催中にログインするかどうか自体も参加者の方の自由です。
第1回『オンたま』ではコアタイムは昼夜2回の設定でしたが、『オンたま2』ではより多くの方に交流を楽しんでいただけるよう、昼の部/夜の部のほか『暮れの部』を増やし、計3回設定しました。
実施してみて
Twitterなどで『コアタイムにログインします』という表明が多く見られました。
ログインタイミングの目安として、またイベント開催時間中にメリハリをつける意味でも設定して良かったと感じています。
Twitter告知アカウントでも「○時からコアタイムです」と呼びかけ、コアタイムはじめと終わりに会場アナウンスも行いました。
集合写真とは
大勢の参加者でスクリーンショットを撮ろう!という企画でした。
実施時刻は各コアタイム終了時刻(14:00/18:00/22:00)
集合場所は『撮影OKエリア』入口付近としました。
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集合写真呼びかけ&当日実況ツリー(Twitter告知アカウント)
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告知サイトではこんな風に案内していました
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第1回の集合写真企画についてはこちら
実施してみて
新たに実装された会場内アナウンス機能のおかげで、第1回よりはスムーズな進行で撮影できたと感じました。
ただ、撮影場所を広い会場入口付近とし、多くのご参加をいただいたため、主催アバターが見えない立ち位置になる参加者もいました。
そのため、14:00の回のあと説明画像(下図)を急遽制作し、Twitterで案内しました。
集合写真時の主催アナウンス一覧(詳細はクリック)
@撮影待機中です
撮影予定時間の5分ほど前から主催アバターで所定位置にいて、上記の固定チャットを出していました。
※チャット文頭に「@」をつけると固定チャットになり、アバターを動かすまで表示され続けます。
※チャット文頭に「#」をつけるとイベント会場全体へのアナウンスになります。主催アカウントでログインした場合のみ。
#●●:●●から集合写真●回目です!
#参加希望の方は[撮影OKエリア]入口付近へ
#何のアバターでもOK 参加・撮影・掲載自由です
#場所が決まった方はそのまましばらくお待ちください
#場所が決まった方は前向いて動かずお静かに
#それでは
#撮影スタート! 1分ほど動かず前向きでお静かに
@祝!オンたま2!
(この間シャッターチャンス。固定チャットで出し、1分間動かず)
#撮影終了です!ありがとうございました~!
(このアナウンスのタイミングで解散、移動・チャット解禁としました)
参加者数について
上の画像はpictSQUARE主催アカウント>イベント管理 にて確認した情報です。
サークル参加数は250(本部スペース含む)、参加者合計は1,195名でした。
参加者数はサークル・一般合算なので、250サークル+一般参加者945名にご参加いただいたことになります。
第1回『オンたま』では200サークル+一般参加者736名 合計936名のご参加でしたので、前回を上回る盛況となりました。
なお、当日会場にログインすると右下に「エリア:(エリア名) ホールの人数:◎人」という表示が出ますが、この数字はとても流動的(数秒で表示が何十人単位で変わる)で、エリア単位かイベント合計なのかも不明確でしたので『オンたま2』では参考にしていません。
案内について
告知サイト
第1回開催から大きく変更した点は、告知サイトを作成したことです。
第1回開催時のアンケートでもご意見をいただき、また主催自身でも感じたこととして、「ほしい情報にピンポイントでアクセスしづらい」という問題がありました。
pictSQUAREはイベントページ本文に画像やaタグが使えない制約があり、イベントページだけですべてを案内しようとすると文章ばかりの長文になってしまいます。
かといって、簡潔な内容では参加者側に疑問が生まれ、主催の問い合わせ対応が増えることが予想されます。
第1回ではイベントページになるべくcss装飾を加えて見やすくし、告知Twitterともあわせて説明を行いましたが、それでもやはり分かりづらさがありました。
その反省をふまえ、今回はサークル参加募集開始にあわせて告知サイトを公開し、そちらにすべての情報を集約するようにしました。
実施してみて
告知サイト、作ってよかったです!
主催としても情報発信がしやすかったですし、参加者の方にもわかりやすさが向上したと回答をいただけました。
告知サイトがあることで感じた利点は主に以下の3点です。
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画像の掲載・画像を使った説明ができる(これはとても大きいです)
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情報をカテゴリごとに分けて掲載できる
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Twitterから情報発信するときなどにピンポイントに該当部分にリンクできる
pictSQUARE運営さんに望むこと
告知サイトにおいて、記載した情報のかなりの部分はpictSQUAREの使い方に関することでした。
(主催自身が心配性で説明を厚くしすぎている部分もあると思います)
今後pictSQUAREイベントがより盛り上がり、気軽に主催・参加できるものになるためには
pictSQUARE公式ヘルプページ
の充実が必要だと感じています。
コンテンツの使い方を調べてサイトにまとめる、発信するなどはとても手間と気力のいることです。
すべての主催さんがそれを求められるとなると、イベント主催のハードルがかなり上がってしまいます。どの主催さんもそれぞれ仕事や学業があり、空き時間を捻出して主催業務を行っています。
それに、結局説明していることは同じpictSQUAREの使い方なので、正直もったいない…。
公式ヘルプが分かりやすければ、個々の主催への問い合わせも少なくなりますし、問い合わせがあってもすぐ「ここを見てください」とつなげられます。
その分安心して主催業務ができ、本来やりたいイベント運営に力を割けると感じます。
そんなわけで、主催側ユーザーとしてpictSQUARE運営さんにはぜひ、ヘルプページをより分かりやすいものにしていっていただきたいなあと期待しています。
サークル配置について
配置希望の申告方法
第1回ではpictSQUAREイベント申し込みフォームにて配置希望を記入してもらう方式をとっていました。
ただ、この方式ではサークル参加者が申込み後いつでも情報を修正できます。
極端な例ですが、主催がスペース配置を終えたあとに配置希望の項目を変更した方がいた場合、配置ミスなのかどうか分からなくなってしまいます。
そうしたトラブルを避けるため、今回は別途配置希望フォームを送信してもらう方式をとりました。
設問は「申し込みID」「サークル名」「ペンネーム」「CPありorなし」「配置希望(メインキャラクターorカップリング)」でした。
申し込みIDの項目を設けたのはなりすましを防ぐためです。
詳細は下記ページ内「配置希望について」の項目をご参照ください。
ただ、この方式では全サークル参加者の回答が出そろうまでにとても時間がかかりました。
「申込み後に全く別のフォームを送信する必要がある」というのは参加者にとっては不便ですし、案内も不足していたのだと思います。
主催としても、配置希望が届いていない/サークル名がpictSQUAREと違うなどの確認でサークル参加者に個別に連絡をとることがかなり負担になってしまいました。
配置希望の集め方:理想
配置希望について2つの方法をとってみた結果、pictSQUAREの申し込み設問をもう少しカスタマイズできれば問題はほぼ解決するのでは?という考えに至りました。
現在のところpictSQUAREのイベント申込フォームで個人主催が追加できるのは【自由記入/随時訂正可能なテキストエリア】だけです。
これがもう少し自由度が高くなって、
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特定の設問に対し【申込み以降変更不可】の設定ができる
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別途URLを貼って別フォームに誘導できる
などの機能があれば主催も配置希望を集めやすく、参加者も回答しやすくなると思います。
配置希望の集め方:現状ベター案
現状のシステムで改善するとしたら…
申し込みと別に配置希望フォーム送信をお願いする形はそのままに、集まった配置希望を随時公開・更新する形にしていくのもアリだと思います。
● 配置希望リスト
サークル参加募集中から上記のようなリストを随時更新していけば、「○○CPのサークルさんが○SPいるんだ!楽しみ!」というようにイベントへの盛り上げ効果も期待できるのではないでしょうか。
また、この方法なら未送信や不具合で送信ができていないサークル参加者の方にも早めに気付いてもらいやすいかもしれません。
サークルリスト
配置希望が集まった後、スペース配置をし、サークルリスト・配置図を作成しました。
特にこだわって作成したのは「配置図」です。
第1回よりも分かりやすく、買い物しやすいマップになるよう工夫しました。
スペース配置の方法については第1回のまとめをご参照ください。
多少やり方はブラッシュアップしましたが、ほぼ同じ方法で配置を行いました。
なお、改善要望として上記ページに書いていた
CSVファイルをアップロードして一気に配置変更
が可能になっていてとても感動しました!運営さんありがとうございます!
サークルカード
Twitter告知アカウントにて、サークル参加者が告知に使用できるカードを配布しました。
使用は任意としていましたが、多くの方に使っていただけました。
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記入例はこんな感じです
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デザイン・アイディアはこちらのTwitter投稿を参考にさせていただきました。ありがとうございます!
タグ企画
イベント専用Twitterハッシュタグを設定し、参加者に使ってもらえるよう呼びかけました。
『オンたま2』は既刊のみ・過去作品のみでサークル参加OKのイベントです。
ただrkrn・忍玉は長寿ジャンルのため、好きなサークルさんほど既存の作品は購入/閲覧済という方も多いと思われます。
そのため、新作が多く出ることはジャンルの活性化につながり、イベントも盛り上がります。
そうした考えのもと、新作を作ってくれたサークルさんへのお礼と告知のお手伝いになればと、サークル参加者専用タグを利用してイベント合わせ新作まとめを作りました。
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【全年齢版】『オンたま2』新刊・新作まとめ
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【R18版】『オンたま2』新刊・新作まとめ
やはり新作が一堂に会するとイベントが盛り上がっている実感がわきますし、「まとめのおかげで多く見てもらえた」というアンケート回答もいただけたので、効果はあったと感じています。
スペシャルサンクス
『オンたま』開催にあたり、下記7名の方にご協力をいただきました。
---スタッフ(敬称略)---
遠野 (イベントロゴ作成/デザインアドバイス/カメラマン/文言の確認)
新井 (カメラマン/サークルリスト確認/文言の確認)
ゆうひ (カメラマン/サークルリスト確認/文言の確認)
エー (カメラマン/サークルリスト確認/文言の確認)
部 (カメラマン/文言の確認)
Buna (カメラマン/サークルリスト確認/文言の確認)
井沢 (カメラマン/文言の確認/各種相談)
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『オンたま2』では第1回に引き続き、基本的に主催がすべての意思決定をし、各種作業を行いました。
スタッフの皆さんには、ミスを防ぐための複数チェックをしていただき、判断に迷ったときは都度相談をさせてもらいました。
何もかも手探りの第1回よりはスタッフさんへの負担は少なくできたかなと思いますが、それでもたくさん助けていただきました。
困ったときに頼れる、見守ってくれている仲間がいるという安心感はとても大きいものです。
皆さんがいなければ『オンたま2』は開催できていません。本当にありがとうございました!
紀世盛(主催)
主催収入について
『オンたま2』のサークル参加費は 750円(税込)でした。
---内訳---
pictSQUARE利用料 550円
主催収入 200円
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参加費についてのオンたま主催の考え方は第1回のまとめページに記載しています。
▽主催収入の計算
249SP×200円=49,800円 (全250SPだが主催1SPは無料のため)
▽pictSQUAREからの入金額
49,520円 (▲手数料280円)
収入使途
主催が半分をいただき、もう半分はお手伝いしてくれたスタッフさんに謝礼として分配しました。
スタッフさんへは振込もしくは金額内でほしいギフティ商品を指定してもらいました。
主催経費は電気代/PCソフト代/通信料などです。
あとは主催業務にかけた時間と労力を鑑みて納めさせていただきました。
今後の『オンたま』について
以降の『オンたま』開催は未定です。
理由は以下の2つです。
1.プライベート環境の変化
2.個人のサークル活動
1.プライベート環境の変化
今春から主催の環境が変わり、これまでのように主催業務を最優先にできなくなる可能性があります。
2.個人のサークル活動
主催業務はとてもやりがいがあって楽しいものですが、責任や影響の大きさは個人のサークル活動の比ではありません。不甲斐ないですが、自分は主催でいる限り個人活動にあてる時間や余裕が減ることを実感しました。しばらくはそちらに重きを置きたいと思います。
また、新型感染症の流行が落ち着いた暁には、以前のようにリアルの同人誌即売会にも参加したいと考えています。
主催してみてオンラインイベントの柔軟さや楽しさも体感しましたので、今後状況が許せばリアルもオンラインも両方のイベントに参加したいです。
『オンたま』主催としては退きますが、勝手ながら、ジャンルやジャンル内カテゴリーで今後もオンラインイベントが盛り上がってくれることを願っています。
『オンたま』ノウハウ使ってください!
次回開催は未定としましたが、これまでpictSQUAREのことを調べ、説明サイトを作り、より良いイベントになるよう試行錯誤してきたことをまっさらにするのはもったいない…!!
という思いから、以下を考えました。
『オンたま』ノウハウ使ってください!
pictSQUAREイベント主催用途に限り、常識の範囲内で
告知サイト/主催業務まとめ/当ページのイベントレポートなどに記載している文章や運営方法をご自由にご利用ください。
利用に際して
● pictSQUAREイベント主催用途に限ります。
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文章のコピペ、説明画像の引用など常識の範囲内でご自由にご利用ください。
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引用にあたり生じたトラブルに対し『オンたま』主催は一切の責任を負いません。
参考としてリンクさせていただいている有志の方や企業は『オンたま』主催とは無関係です。ご迷惑のかからないようご配慮ください。
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引用にあたり報告や出典の記載は任意です。
ご報告いただく場合は
『オンたま』Twitterアカウント
宛にDMにてお願いいたします。
返信は時間がかかる/できない場合がありますのであらかじめご了承ください。
● pictSQUAREの規約変更や機能改善などで記載内容と合わない箇所が出てくる可能性があります。必要に応じてご自身でお調べください。
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rkrn・忍玉ジャンルに限らず、pictSQUARE開催のイベント全般にご活用ください。
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告知サイト/告知Twitter/当ページなどは当分の間残しておく予定です。
ただし、期間のお約束はできません。
また、記載内容は予告なく変更する可能性があります。
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『オンたま』というイベント名は当イベント独自のものとし、rkrn・忍玉ジャンルオンリーイベントを開催される場合でも別のイベント名をつけて立ち上げてください。
果たして需要があるのかどうか分かりませんが…。
自分自身『オンたま』を立ち上げたときにどうしたらいいのか疑問や不安がいっぱいだったので、今後のpictSQUARE主催さんの助けに少しでもなれれば嬉しく思います。
2021年2月 紀世盛(中辛珈琲)